地中海沿岸乾燥地帯に生きるカタツムリたち

カイロ大学のレハムさんに送る最後のカタツムリEremina desertrum irregularisの軟体画像がどうしても見つからず、そのままになってましたが、近縁種の軟体部の様子が近いということで仕上げることに。この仲間は荒地の乾燥を生き抜くタイプで、ウイキペディアによると英国の大英博物館で砂漠のカタツムリとして1846年3月にデータラベルを付けられ保管、4年後の1850年3月に動き出したという逸話があるとか。日本のカタツムリのイメージとはずいぶんかけ離れてますね。ついでに同じく地中海沿岸乾燥地帯のカタツムリを2種仕上げました。スペインのIberus gualtieranus とモロッコのOtala ahmarina。

エジプト産のカタツムリEremina desertrum irriguloris
スペイン産のカタツムリIberus gualtieranus(左)とモロッコ産のカタツムリOtala ahmarina(右)